こんにちは！名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今回のテーマは去年からの続き、「スピードが上がらない方へ⑧」です。

「身体の使い方に問題がある」という点に関して書いていきます。

ここ1年くらい運動に真剣に取り組む様になり、筋肉の使い方や関節、腱の構造などいろいろ興味を持つようになり、その結果、レッスンにもそういったことを取り入れるようになりました。当然生徒さんの動作も今までとは違う見方で見るようになりましたし、自分の手の動きなどもより深く分析出来るようになりました。

速弾きに関して言えば早く弾けない方で左手に問題がある方の多くは手首を上手く使えていません。一度速弾きをしている自分を録画して見てみてください。

その時に着目するのは小指と薬指です。

小指や薬指が妙な動きをしてませんか？

通常正しいフォームで動いている場合、小指や薬指は人差し指や中指と同じいような高さまでしかあがりません。もし、ピョンっとはねるような動作をしたときは身体全体の動作が間違っている可能性があります。

ここで「手」ではなく「身体」と書いたことには意味があります。身体と言っても流石に全身を使うわけではありませんが少なくとも肩より先は使います。「ピョンっとはねるような動作」は小指などに命令を出したときにその命令が他の指にだした命令と競合し指に正しく命令が届いていない時に起こることが多いです。

例えば小指にある動作をさせる命令をだしたとき、同時に薬指に「動くな」という命令を出すとします。そうすると命令が混線して小指には「動く命令」と「動くなという命令」が混在する時があります。その時、「動く命令」が優先されるのですが「動くなという命令」に逆らうために強めの力が小指に働き、その結果小指の動きが大げさになるのです。

次回は続きを書いていきます。